抵抗と協力のはざま――近代ビルマ史のなかのイギリスと日本 (シリーズ 戦争の経験を問う)
抵抗と協力のはざま――近代ビルマ史のなかのイギリスと日本 (シリーズ 戦争の経験を問う) / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
英国式支配で、少数精鋭のエリート行政官が統治。宗教中立政策も支配の特徴(27頁)。バモオは史上初のビルマ人首相として組閣(58頁)。アウンサンはスーチー氏の父(113頁)。彼女からすれば、父が政治的に柔軟な判断ができる人間だったとみなしている。左翼文献の読書会もタキン党の内外で開催された(163頁)。私は政治的意図はないが、個別に本の付加価値を高める学習支援を行いたい。
2014/10/26
Alcazar
ビルマの各指導者達が国内国外両者への対応を迫られ、抵抗と協力のバランスを舵取りしていく様が分かる。授業同様におもしろいが、頭を使うことは間違いない
denken
ちゃんと名は体を表す題名ですので,現代ミャンマーを知る手がかりとしては,同著者の『アウン・サン』の方が,比較的すっきりわかると思われる。主に,第二次世界大戦の際,それぞれの人物が,どのように立ち回ったかの描写に割かれている。『アウン・サン』では,南機関が印象深かったが,この本で印象に残ったのは,マウントバッテンである。アウン・サンを知りたいなら断然,『アウン・サン』をお勧めする。
2011/02/06
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