又兵衛と山雪 (辻惟雄集 第5巻)
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又兵衛と山雪 (辻惟雄集 第5巻) / 感想・レビュー
さっちも
自分の中の盛り上がりを感じられず、なんとか読了。今度美術館に行った際に何らかの引っかかりや気づきが増えるでしょう。なんだかんだ全集を短期間で読み終えそうなところまできた。素人でも面白がれる辻先生の表現力に感謝。
2020/10/18
Haruki
岩佐又兵衛について書かれた図書『浮世絵をつくった男の謎 岩佐又兵衛』の全文と山雪についての論考をまとめている。2019年冬には東京都美術館で「奇想の系譜展」があったことは記憶に新しいが、そこでも又兵衛の「山中常盤物語絵巻」「浄瑠璃物語絵巻」の人の過密さが際立っており、その絵の引力の強さはこの本でも辻さんの熱量こもる筆致で感じることができる。洛中洛外図屏風(舟木本)についての下りは、思わず笑ってしまうほど。山雪については、断片的な論考ではあるが、彼の特徴をつかむには大いに役立つ。
2019/04/13
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