KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

井上ひさし短編中編小説集成 第7巻

井上ひさし短編中編小説集成 第7巻

井上ひさし短編中編小説集成 第7巻

作家
井上ひさし
出版社
岩波書店
発売日
2015-04-08
ISBN
9784000287678
amazonで購入する

井上ひさし短編中編小説集成 第7巻 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

コウジ

12人の手紙と四捨五入殺人事件は以前も読んだ。ルビンの壺が割れたを読んで手紙形式の小説を読んで見たくなり手に取る。吉里吉里人以来大学生の頃からよく読んでいたけどやはりいい。新作はもう読めないので、もういちど前読んだ小説を読み直してみよう。単行本未収録の短編は私生活や井上先生のブラックな部分も隠さず出していて生々しくて少し引く。

2021/10/18

読書国の仮住まい

長編『四捨五入殺人事件』、連作短編『十二人の手紙』二篇メイン、感想は省略。 養護施設から誘拐された3人の子供『捨て子』結末に唖然。 大岡忠相をお助けした老爺から過去話を聞く連作『秘本大岡政談』3話で中断。 私小説を依頼された作家『私小説』現実に依頼した編集者がこんなこと書いていいのかと確認。 夢の話5篇『掌編連作』夢十夜ならぬ夢五夜。 単語カードを持って亡くなった言語学者『花見万太郎伝』連載2話未完。 台本の遅れで役者が降板、代役が見せた矜持『代役』実話に基づくためかイニシャルネームだが巻末でネタばらし。

2021/03/20

Shosei

四捨五入殺人事件は、典型的な謎解きミステリーとして読者を適度にミスリードしながらも、最後の最後に実はこの殺人事件自体が壮大な芝居だったというメタ・シアター的なストーリーの転化が起こって唖然とします。アガサ・クリスティーを下敷きにし、農業問題に対する政府の悪政について積極的に発言してきた自身の思想や当時の文壇に対する痛烈な皮肉などが入念に塗り込まれている深遠且つ愉快な作品です。オハナシとはこのように積み上げ組み立ててゆくのだ、というお手本のような作品です。最近復刊されたのか、新聞に宣伝が載っていますね。

2020/09/26

みさまる

私小説  「代役」未読~。

2021/06/07

ぴのこ

十二人の手紙のみ

2020/02/02

感想・レビューをもっと見る