歴史学入門 新版 (岩波テキストブックスα)
歴史学入門 新版 (岩波テキストブックスα) / 感想・レビュー
秋良
歴史学を学ぶ上での視点の持ち方や注意点を、大まかなトピックごとに概説する一冊。元々は放送大学の講義用に準備したものだそうで、平易な文章で高度なことが書いてある。完全な客観視をすることは不可能で、どうしても主観が混じること、主観が混じることを覚えておくこと、というのは歴史学以外にも応用ができそう。
2024/06/21
星乃
事例(主にフランス)が豊富でわかりやすい。歴史を客観的に捉えることの難しさ。解釈には、どんなに気をつけても必ず読み手のバイアスがかかる。歴史家は自分自身を徹底的にチェックする必要がある。
2024/05/24
NorthVillageHRE
歴史学の包括的な入門書。 主なテーマについてはかなり網羅されており、これから歴史学を勉強していく上で戻ることになる本だと思う。 個人的には「時間の認識と時代区分」と「政治と文化の再考」の章が非常に面白かった。 特に政治文化については関心があるので、リン・ハントの『フランス革命の政治文化』などを読んでみたい。
みかん上級大尉
門外漢ながら良い入門書だと感じた
2022/09/02
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