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絵画の向こう側・ぼくの内側――未完への旅 (岩波現代全書)

絵画の向こう側・ぼくの内側――未完への旅 (岩波現代全書)

絵画の向こう側・ぼくの内側――未完への旅 (岩波現代全書)

作家
横尾忠則
出版社
岩波書店
発売日
2014-06-19
ISBN
9784000291354
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絵画の向こう側・ぼくの内側――未完への旅 (岩波現代全書) / 感想・レビュー

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nizimasu

気づけば結構、横尾サンの文章を読んでいる気がする。芸術家のことについて触れたかと思えば、今の制作の話。過去の作品のインスピレーションにつながったような幼少期のエピソード、そしてサイケや円盤も出てくる。この時代時代の風景をぐるぐると巡りながら、突然、文章が自分の前に現れる時の面白さが、横尾サンの真骨頂だろう。読書人の連載でもそれが健在。最近のテーマであるY字路についての言及は、何度も反駁しているかのようで、絵画の連作にも似た妙な恍惚感が文章から漂う

2014/09/21

MO

横尾さんの人生エピソードを主軸に製作での思いが書かれている。半生の話では他の本で書かれていることが多く新鮮味がないものの、芸術製作への心の内では若い時のオカルトかかったスピリチュアル発言「僕UFO呼べるんですよ〜」とかが目立たず、もっと絵画=肉体という思いから広がる精神性が見られる。おそらく肉体が衰えていくと人は精神性がするのだろうか?「暗黙の了解みたいなのはどこにもある。現代美術だって例外ではない。だけど考えてみれば、美術はもともと暗黙の了解を否定するところから出発しているのである。」

2021/08/06

ゆうゆう

現代芸術はすごい!ドキリとする生々しさがある。体温があって生きているということを、知らしめる某かがある。直島、瀬戸内にはいつか行ってみたい!

2016/10/03

伊丹せいや

作品の元になった「発想の種」みたいなものが知れて面白い。本人も「東洋的な無戦略」と言ってるけど、ほとんど偶然や直感が最初なんだな。あと回想や憧憬。文章もとても読みやすい

2017/05/09

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