The Lyrics 1961-1973
The Lyrics 1961-1973 / 感想・レビュー
Kei
読んだというより、合い間合い間に、英文と対訳を眺めて。例えば、北国の少女や見張り塔からずっと、のように、他のアーティストが唄って、文学チックな詩とメロディに惹かれ、ディランなんだ、と。で、原曲を聴いて、ほぼガックリ、みたいなパターンが私の場合、多いです。(ディランファンの方々すみません)しかし、恣意的でテンポのよい英詞は確かに見事。かためて読んで、知らず知らず、その偉大さを感じました。
2020/08/17
ポテチ
1200頁ついに完読しました。これでボブ・ディランの世界を語れる。(自信ないけど) 後編では「自分」に対する指標、前編では「友人」に対する指標となる詞に出会えた。たぶんここでしか見つけられなかったと思うから読んで本当によかった。
2022/06/05
ロビン
ユダヤ系アメリカ人歌手で、2016年にノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの1961-1973の詩集で、対訳になっている。時に人種差別に反対する風刺の効いたプロテスト・ソングを、時にマザー・グースのようなナンセンスな童謡を、時に素朴なまでの愛の歌を、時にラングストン・ヒューズのようにホームレスなどの名もなき同胞たちの暮らしを歌い上げるといった、実に多彩な詩群である。どこかさすらい人の風があり、飄々としている反面、信仰や愛については真面目さがあり、かつ、どの詩にもいつもビターな味が隠れているのが興味深い。
2020/11/28
akihiko810/アカウント移行中
ボブ・ディランの歌詞と対訳。印象度A ノーベル文学賞を受賞したディランの歌詞。ディランは名盤といわれてるのしか聴かないが、名盤といわれているのは「文句なしの名盤」である。歌詞では「はげしい雨が降る」「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」の歌詞が好き。抽象的でありながら、印象的で想像力をかきたて、かつすごい勢いで韻を踏むところがすごい。ポップスとしてのロックでなく、文学としてのロックがそこにはある。
2020/12/02
yoshi
図書館本。別の方の予約が入らないことをいいことに、貸出、延長、返却、貸出、延長、返却と繰り返して都合2-3ヶ月手元にあった。ならもう2冊まとめて買いなさいよ。相当数の曲を聴いてきたけれど、歌詞はノーベル文学賞なんだけど、そんなに簡単に理解できるものではないな。冒瀆めいた発言に聞こえるかもしれないが、個人的には、フォークギターからエレキギターに持ち替えたライブで観客に向かって「You, liar❗️」と言い放ったアレが、実はディラン最高の詩なんじゃないかとさえ思っている。
2021/06/20
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