漱石全集 第16巻 別冊
漱石全集 第16巻 別冊 / 感想・レビュー
ブルーツ・リー
別冊という事で、かなり雑記に近い内容が多く、文脈が安定しないので、読むのには苦労した感じ。どちらかと言うと、資料としての側面の方が大きいような気がしました。 収穫があった部分としては、漱石がデビューするまでの30数年の穴を埋めてくれた所。 学校の先生をやっていたところまでは良く知られていますが、その子供時代や、文学を志す以前に建築を学ぼうとしていた事、中学を落第になった事など、過去を振り返った雑記がかなり多くて、漱石の人生をトータルで捉えたいならば、読んで置いて損のない一冊かも知れません。
2019/11/16
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