白秋全集〈3〉詩集 3
白秋全集〈3〉詩集 3 / 感想・レビュー
newhavana
桜木紫乃の氷の轍で本書収録の白金之独楽が引用されていた。森村誠一・人間の証明の西條八十のパロディとして高品質で感心させられるミステリだった。若い頃は詩集などは軟弱で女々しいものであり、男が読むなら万葉集だろうと(いまでもそう思っているが)避けていたが、これも年の功か、古い本書をゲットしてしまった。井上陽水の歌詞が露骨に影響を受けているのは、団塊世代ならではと推測。凹な感情の言葉はスティングの歌に通じるものがある。神という文字も使われるが、法悦ノカギリヲ受ク・十方法界など仏教用語の多さに驚きも感じる。
2024/05/13
南註亭
詩集 3 東京景物詩及其他・真珠抄・その他 です。
2010/01/08
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