白秋全集〈4〉詩集 4
白秋全集〈4〉詩集 4 / 感想・レビュー
柏もち
序「芸術の円光」の、詩に対する真摯さと美への信仰的哲学が、とても共感できる。扉裏?の文もいいね。自分を控えめにした、虫や草木の自然いっぱいな表現が好き。でも「我子に」みたいな子供や家族に対する溢れんばかりの愛情を伝えてくる物も嫌いじゃない。童謡の良さはちょっと分からない。好きってわけじゃないのに、「焚火」の一が何故か印象に残る。「櫟の葉はふすふす。萱の葉はちょろちょろ。松の枯葉はぱちぱち」。あと「白虹(びゃくこう)」って表現が気に入ったからこれから使おうと思う。
2016/05/31
南註亭
詩集 4 水墨集 です。
2010/01/23
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