白秋全集〈5〉詩集 5
白秋全集〈5〉詩集 5 / 感想・レビュー
柏もち
必ずしも晩年の作品に良作が多いわけではないのだな、と思った。なんだか新しい表現を模索しようとした跡が頻繁に見える。「水上」と「汐首岬」が印象に残っている。「汐首岬」の「アイヌ・モシリ」とか「カムイ・ユカラ」とか聞き慣れない言葉って印象に残るんだよね。「月から見た地球」とか「微笑」が好き。表現で一番いいなと思ったのは「金粉の靄」。すごく上手い表現だと感心した。最後に内容は関係ないが、どうしても言いたいことがある。この本重すぎる。
2016/06/07
南註亭
詩集5、収録著作は「海豹と雲」「新頌」
2010/03/22
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