幸田文全集 第1巻
幸田文全集 第1巻 / 感想・レビュー
よし
以前読んだ「あとみよそわか」のエッセーの一文を今も覚えている。「ひっきょう、父の教へたものは技ではなくて、これ渾然といふことであった。」父 露伴から教えられたもろもろは、娘 文の血肉となって生涯生きづいている。全集があることが分かりもっと詳しく読みたくなった。「終焉」の章の、父子の壮絶な会話に圧倒されてしまった。
2018/11/27
Tonex
掃除に関する部分のみ拾い読み。幸田露伴曰く「水は恐ろしいものだから、根性のぬるいやつには水は使えない」とのこと。
2017/02/10
あきづき たくみ
もし一冊だけしか本を持てないとしたら、この本を選ぶかもしれない。 犬の話「あか」が素敵。
伊勢田和良
「幸田文全集 第一巻」を読みました。 幸田露伴の娘で、露伴の臨終までの介護・身辺雑記を書いたことで文才が注目され「流れる」のベストセラーで本格的な作家活動に入られました。 「父 その死」は昭和22年に亡くなった露伴の姿と文さんの看病と臨終の看取りまでが描かれています。 戦後の混乱期に、よくぞここまでと圧倒される敬慕・献身の看病ぶりです。明治大正時代にあって、平成の日本では見られない光景でしょう。 細やかで清冽な文章です。女流作家特有の日々の暮らしのディテール
2015/02/28
すいれん
今年中に全集読破を目標に。旧仮名遣いは、半分ぐらい読み進めたら慣れました。先は、長いです。
2014/09/23
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