芥川龍之介全集 第17巻
芥川龍之介全集 第17巻 / 感想・レビュー
芳樹
芥川龍之介の書簡第一巻。明治38年〜大正4年までの書簡が記載されている。芸術に関する意識の高さ、精神的な弱さ、そして頭脳明晰さを感じた。頭が良すぎた為に苦しんだ人なのだろうと思う。幼少期の(不可抗力であっても)親の裏切り、青年になってからの失恋、晩年の文壇との悶着と一生を通して人間関係での苦悩の中で読書を糧として創作活動に苦心していた姿が痛々しくも感じる。天才には天才の辛さがあるようだ。
2014/06/16
高橋光司
第17巻から20巻までの4巻は書簡集で、まず一冊目を読了。 子供時代から大学時代、「鼻」を発表する頃まで。現代ならメールやSNSの感覚で友人達と手紙をやり取りしているのがわかります。
2016/04/24
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