随筆 八――絵画・映画論 (新版 寺田寅彦全集 第I期 第8巻)
随筆 八――絵画・映画論 (新版 寺田寅彦全集 第I期 第8巻) / 感想・レビュー
Kaorie
絵画や映画に関する随筆。キネマ旬報にも寺田さんの随筆が掲載されたというのは驚き。寺田さんの映画に関する随筆はエイゼンシュタインが確立したモンタージュ理論と俳諧の関連性に始まり、映画と人間の生理現象を絡めたり、かなり専門的に映画を観ていたようだ。半年で33回映画館に行くとか相当な映画好きだと思われる。私も好きなフレッド アステアやマレーネ ディートリッヒの名前が出て来ると時代を超えて繋がりができたようで嬉しい。イタリアの雑誌に寄稿した英文の随筆もあるが、難しそうなので一旦スルー。ごめんなさい。必ず読みます。
2014/06/04
いちはじめ
絵画や映画に関するエッセイを集めたこの巻は、科学者としてより漱石門下としての面目躍如といったところか。
2011/01/27
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