俳諧論 ほか (新版 寺田寅彦全集 第I期 第12巻)
俳諧論 ほか (新版 寺田寅彦全集 第I期 第12巻) / 感想・レビュー
Kaorie
読むのに時間がかかってしまった上、俳諧関連の話は苦手なものだから余り憶えていない。学生時代理科は本当に苦手だったのに、寺田さんの書く科学エッセイは好きだし、俳諧論よりもちゃんと読めるのはなぜなのか。学生時代の理科の先生が寺田さんならもっと成績よかったかもしれないなと思わずにいられない。雪に関するエッセイがあり、12月から高知県立文学館で中谷宇吉郎先生との共同企画展示があり、それに行くのでタイムリーだった。中谷先生のエッセイも読んでみたい。
2015/10/08
デコボコ
http://ww41.tiki.ne.jp/~haruyasumi/works/torahiko_kushu.txt
2016/09/03
いちはじめ
メインの俳諧論以外の短文(主に明治40年前後に東京朝日新聞に掲載されたもの)の方を興味深く読んだ。「火星の近状」というロウエル天文台が火星の運河を発見したことを紹介したものとか、「火星の近状」では、無線電信の仕組みを「空間全体に瀰漫するエーテルに一種の波動を起し」とか説明していたりとか、時代のギャップを感ずるのも多いが、それもまた一興。
2013/02/12
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