志賀直哉全集 〈第7巻〉 早春の旅 灰色の月
志賀直哉全集 〈第7巻〉 早春の旅 灰色の月 / 感想・レビュー
荒野の狼
志賀直哉全集の第7巻。「早春の旅」は40ページの作品で息子と奈良や北陸を旅した様子を描く。執筆当時、寺社の仏像は奈良の博物館に集められており、法輪寺の虚空蔵菩薩と法隆寺の百済観音などが一緒に陳列されていた様子p54などが描かれているのも歴史を知る上で興味深い。京都で「河井寛次郎君を訪ねたp43」など、当時の文化人が登場するのも本作の魅力。
2021/12/06
感想・レビューをもっと見る