石川淳選集 第8巻 小説 8
石川淳選集 第8巻 小説 8 / 感想・レビュー
Masashi Onishi
選集7巻は名作「至福千年」を収める。幕末の正史とされている事実とは異なる、こんな陰謀もあっていいのかなと思わせる。もっとも低いところにいるものがもっとも聖なるものの近くにいるという逆説実現は、「修羅」の足軽、「虹」の久太、「荒魂」の佐太、「焼け跡のイエス」の乞食の少年に通底する作者気に入りのテーマである。
2015/09/17
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Masashi Onishi
選集7巻は名作「至福千年」を収める。幕末の正史とされている事実とは異なる、こんな陰謀もあっていいのかなと思わせる。もっとも低いところにいるものがもっとも聖なるものの近くにいるという逆説実現は、「修羅」の足軽、「虹」の久太、「荒魂」の佐太、「焼け跡のイエス」の乞食の少年に通底する作者気に入りのテーマである。
2015/09/17
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