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動物会議 (大型絵本)

動物会議 (大型絵本)

動物会議 (大型絵本)

作家
エーリヒ・ケストナー
ヴァルター・トリアー
池田香代子
出版社
岩波書店
発売日
1999-11-25
ISBN
9784001108545
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動物会議 (大型絵本) / 感想・レビュー

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旅するランナー

子どもたちのために! 戦争、暴力、虐待を繰り返し、長々と会議ばかりしている人間の大人たちに、動物たちが物申す。そのハチャメチャさ、ガムシャラさ、キソーテンガイさが面白い。ジョン·レノンのイマジンの世界の実現へ。人間に分別を持たせてくれて、ありがとう!

2022/07/09

seacalf

ありとあらゆる動物達が登場して賑やかに大活躍するから単純に絵本・児童書としても楽しめる一方、戦争など過ちを繰り返す人間への痛烈な批判や、腹を据えかねた動物達の様々な奇抜な行動に溜飲を下げる一面もあり、なかなかにボリュームある内容。この名作は1949年、第二次世界大戦のすぐ後に書かれたという。70年経った今も何ら変わっていないとは。NHKのEテレ特集きっかけで読んだが、この番組がとても面白かった。ヨシタケシンスケ、永井玲、高橋源一郎、子供たちと親御さん、皆それぞれの読み解きを聞くことが出来て刺激になった。

2022/12/27

けんとまん1007

この本の意味・価値が色褪せるどころか、ますます大きくなっている。書かれたのが、第二次世界大戦後、まもなくという時代。それから、果たして、いい方向へ行っているのだろうか・・・と、思うと、逆ではないだろうか。人間というものが、ますます、退化し劣化していることは否めない。科学・技術など、一見、進化しているようであっても、その根底にあるべきものがない。人、人が一部である自然への眼差しが欠けている。動物たちのこだわり「子どもたちのために」・・・ここに尽きる。

2022/04/30

ルピナスさん

【11月24日午後休を利用して念願の国際子ども図書館へ!】15冊目。「ぼくたちは(人間の)法律をつかって … みなさんの政府から親の資格を取りとりあげることにしました。ここ数年、みなさんの政府は、子どもをそだてるというつとめに、ふさわしくはありませんでした」。動物から見たら、戦争をやめられないという点で、人間は国籍に関係なく学びを活かせない愚かな存在。子ども時代に何を不安に思ったか。戦争でなくとも身の回りで起こる不穏な空気を感じ不安になった事はないか。どの大人にも子ども時代があった事、忘れてはならない。

2022/11/24

♪みどりpiyopiyo♪

「かわいそうなのは子どもたちだ。なのにおとなはいつだって、子どもたちの未来のためにやった、なんて言う。ずうずうしいと思わないか?」■平和を願う物語を読みました。人間の大人達の所業にうんざりした動物達が集まって知恵を絞ります。書類ばかりたくさん増えて、何も決められない人間の会議。 たくさんの動物の挿絵が楽しく、ケストナーらしいユーモアにあふれています。■反戦を謳うのに「かわいそう」ばかりでは道を示せません。こんなユーモラスな動物達と一緒に考えるのも良いかもですね ( ' ᵕ ' ) (1949年)(→続

2019/09/15

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