うみ
うみ / 感想・レビュー
よこたん
“なみだに おわりは ありませんでした。あっというまに あたりは びしゃびしゃ ざぶざぶ、なみだで あふれかえりました。” 海も涙もしょっぱいのは、なぜなんだろうね。魚たちのおふざけ具合が、シュールを通り越して相当こわい。眼力の強さが強烈すぎる。細い線で丁寧に描き込まれた魚や猫は、不思議の国のアリスの世界の片隅に居そう。おやすみ前に読んでもらって大丈夫?独特な夢を見てしまいそう。見てみたい気もするけど。エストニアの方の絵本って初めて手に取ったかもしれない。クセの強い絵が好みの方におすすめしたい。
2023/03/10
ヒラP@ehon.gohon
海に1つの生き物だったら、こんな顔をしているのでしょうか。 魚たちに絵本の読み聞かせをしている海という、不思議な構図をイメージしながら、ユーモラスにデフォルメされた海の生き物たちの姿を楽しみました。 それでも、海から海水がなくなるという発想には置いてきぼりされてしまいました。 すごいお話です。
2023/04/08
anne@灯れ松明の火
新着棚で。ラウドさん初読み。独特の絵とお話。訳は内田也哉子さん。海を擬人化した絵が面白い。母なる海というように、海には母も模しているのかな。失わないと気が付かない大切さ。この話では取り戻せたから、良かったね。
2023/03/11
なま
★3.8 内田也哉子著。子育てをしている大人ならピンとくる物があるのかもしれない。裏表紙に「エストニアを代表する作家が送る、おやすみ前の読み聞かせの大切さについてシュールで美しい絵本」とある。 母と子の関係性を海と魚たちの関係性に重ねて読むことが出来るが、母の立場からなら子育ての合間に息抜きを!という気持ちになれるが、子ども目線だと育児放棄?!親がいないなら逞しく生きるしかない。と感じる部分があり、手渡す相手を考えてしまう本でもある。5分。
2023/10/28
timeturner
子育てに疲れている親には響くかもね。でも、「いい子にしてないと親に捨てられるよ」と脅しているようにもとれるところが、ちょっとなあ。それに、文字を覚えさせて自分たちで本が読めるようにすればすべて解決ってわけでもないし。
2023/07/04
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