四人の姉妹 下 (岩波少年文庫 3059)
四人の姉妹 下 (岩波少年文庫 3059) / 感想・レビュー
のえる
図書館本。中川李枝子氏紹介本。『若草物語』として読み継がれるアメリカ児童文学の下巻。 時折起こる出来事の多いこの一年で見せるメッグ、ジョー、ベス、エィミの四姉妹の成長物語。仕事や結婚が将来の目標として視野に入り、本当の幸福について向き合い始める。 心地良い読書体験だった。リピートしたい作品、その際は翻訳者を意識しよう。 四姉妹が魅力的であることはもちろん、愛情を胸にたたえたやさしく常識に優れ正しい判断力をもつマーチ夫人は女性としても母親としても鑑としたい。
2021/11/14
ネギっ子gen
この本が何故、このように全世界で読み継がれてきたのか――。その回答の一つになるでしょうか。「訳者あとがき」より。<面白いわけは、そこに書かれてあることが、自然で、無理がなく、誰でも身ぢかに感じるようなことばかりなので、作者の巧みな描写の筆と相まって読者を惹きつけてしまうからです/家庭劇の一幕と見なして、各章をそれぞれ劇の一場面のように変化を展開させて単調におちいらないようにした巧みな手法で、この長い物語の最後まで読者を引っぱってゆくからであります>。確かに。特に後半は愛すべきべスの恢復を祈りながら――。⇒
2022/01/19
KiKi
(上巻から続く)どうしてあの時代の KiKi にとってさほど面白い物語でなかったのかと言えば、友人たちが興じるほど KiKi には「私は○○タイプ」と言えるほど、自分が気持ちを寄せる相手を四姉妹の中に見出すことができなかったし、憧れて「○○がいいよね♪」と言える存在もいなかったというのが大きな理由だと思うんですよね。 もっといえば KiKi 自身が子供時代には「自分の家は貧しいか裕福か?」ということにはまったく無頓着だったし、いつも親戚のお姉さんのお古ばかりを着ていてそれが当たり前だと素直に受け容れてい
2010/09/05
まーち
ジョーがすき。マーチ伯母さんのとこへいくエィミはかわいかった。 これはまっとうに生きたくなる本だなあなかなか難しいけど。 「大草原の小さな家」とか読みたくなった。
2012/10/05
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