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アンデルセン童話集 1 (岩波少年文庫 5)

アンデルセン童話集 1 (岩波少年文庫 5)

アンデルセン童話集 1 (岩波少年文庫 5)

作家
H.C.アンデルセン
大畑 末吉
出版社
岩波書店
発売日
2000-06-16
ISBN
9784001140057
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アンデルセン童話集 1 (岩波少年文庫 5) / 感想・レビュー

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NAO

「空とぶトランク」は「アラジンの魔法とじゅうたん」のような話なのだが、ハッピーエンドを目の前にして自分がしたことですべてがふいになってしまうという、なんとも残酷な話。「小クラウスと大クラウス」も、小クラウスにとってはハッピーエンドだが、なんともブラックな話だ。「モミの木」も、自分ではまだまだ幸せになる気でいるのに、実はすでに幸福な時はとっくに過ぎていたという、なんとも悲しい話。文章はとてもきれいなのに、こういったブラックな話、悲しい話が童話として出版されても、売れなかったというのもわかるような気がする。

2017/07/17

たつや

岩波少年文庫の一人読書祭りもいよいよ終盤。アンデルセンは軽く流し読みするつもりでしたが、「みにくいアヒルの子」以外は、タイトルすら知らないものや「おやゆび姫」は聞いたことある位で初読みのものばかりで、予想外に前のめりで読めました。良いですね!アンデルセン。語り口が優しく、ベッドで読むと寝落ちする。

2017/06/10

北風

岩波少年文庫を100冊読もう計画その8 3巻セットのアンデルセン童話なんですが、対象年齢小学3~4年の割には難易度が高いです…。絵本なんかで短縮されたものを皆読んでると思うので訳したものを直接読むのは新鮮な感じがします。みにくいアヒルの子や親指姫はさすがに知ってますが、知らない話が多かったです。「モミの木」なんてわざとアンハッピーエンドにしてやろう!というアンデルセンの底意地の悪さが伝わってきて、よかったです(笑)

2015/02/05

スイ

知っている作品も知らない作品もあり。 「おやゆび姫」は、おそらく大人になってからだと思うんだけど、最初に子どもが欲しいと願った女性のことが気になって、ヒキガエルに連れ去られてから先が頭に入らないのね…。 いなくなったことに気づいてからの彼女を思うと、とても悲しくなってしまう…。 「小クラウスと大クラウス」は笑っちゃうなぁ。 眠りの精の兄弟が死神というのは、ドキッとするものがあった。

2020/03/18

R子

「おやゆび姫」「空飛ぶトランク」「皇帝の新しい着物」「パラダイスの園」「ソバ」「小クラウスと大クラウス」「エンドウ豆の上のお姫さま」「みにくいアヒルの子」「モミの木」「おとなりさん」「眠りの精のオーレさん」以上11篇を収録。「モミの木」がこの中では1番好き。後から振り返ると、大変だと感じたあの日あの時も、自分にとっては特別で幸せな時間だったと思うことって結構あるなとしみじみ思いながら読了。キャロル=ジェイムズの『マツの木の王子』より切ない。

2015/11/30

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