ドリトル先生のキャラバン (岩波少年文庫 26 ドリトル先生物語 6)
ドリトル先生のキャラバン (岩波少年文庫 26 ドリトル先生物語 6) / 感想・レビュー
扉のこちら側
2016年391冊め。解説で詩人の伊藤比呂美氏も書いているが、井伏鱒二氏による訳がこの作品の雰囲気づくりに多大なる影響を与えていると思う。今作の内容としては、雌のカナリアがオペラを歌うのだが、鳴かないはずの雌鳥が歌うことについて「女にも歌を」という女権拡張ネタや、犬のジップの「肉の匂いの香水がほしい」というのがおもしろかった。「焼き肉の香りの香水」は去年だったか、バーガーキングが出してたらしいけど。
2016/06/10
kaizen@名古屋de朝活読書会
サーカスの続きでキャラバンで生活をする。 緑のカナリアと出会う。ピピネラ。 ロンドン興行とサーカズの店じまい。
2012/04/01
たつや
サーカスの続編的作品。サーカスしながら旅を続けると、カナリアのピピネラに出逢い、その歌声に惚れ、オペラを始めるという。エンターテイメントに飛ぶ展開。サ-ビス精神旺盛?と言うべき?娯楽の少ない時代なら部屋で読むと夢が広がる本。
2017/03/14
ロビン
6作目の今巻は、『ドリトル先生のサーカス』の続編。美しい歌声と波乱にとんだ半生を持つ雌カナリアのピピネラを仲間に加えて、サーカスは「カナリア・オペラ」という演目を始める。後半は動物たちの銀行とか、彼らのお金の使い方だとかにまつわる話でこれも面白いのだが、個人的に印象的なのは、命の危ない環境で飼われていたクロドリたちを救い出すべく不法侵入や公務執行妨害の罪まで犯してしまう先生の聖なる過激さである。過激な奴隷解放論者のような崇高さであり『ハックルベリー・フィン』の逃亡奴隷ジムとハックの友情までが思い出された。
2019/07/25
fumikaze
私にもし充分なお金があれば、動物達を放し飼い出来るような広い庭を作りたい。そして毎日新しい事を習ったり興味のある事を研究したりして、家を趣味や勉強仲間に開放したい。いやいやそれよりも一番の夢は、動物達とおしゃべり出来るようになることだろうか。※ところでドリトル先生シリーズをここまで読んできて、沢山の動物が登場するのに、猫が登場しない事に気が付いた。著者は猫が嫌いなのだろうか。(そう思い始めると、気になってしまう。ご存知の方教えて下さい)
2018/08/14
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