800番への旅 (岩波少年文庫 61)
800番への旅 (岩波少年文庫 61) / 感想・レビュー
たつや
いきなりお母さんが再婚する流れは12才の少年にはディープだ。そして、らくだ使いのお父さんと旅をすることに。そんな状況で、成長をする、「どんな人も、ふりはしている」というサブリナの台詞は核心をついている。読後の余韻が癖になる作者ですね。
2017/02/17
KAZOO
児童向けの話なのでしょうが大人が読んでも鑑賞に堪える気がします。ただ題名が若干わかりずらい気がします。アメリカではよくある話で、離婚すると時たま元の親と週末など過ごすことが映画などでも見れます。この話もだめな父親との生活で人生の楽しさを覚えていくという一種の成長小説なのでは?
2015/01/24
さゆ
読メお休み中に読みました。これも子どもの頃に読みたかったかも。思春期に入りかけの、あのなんともいえないざらざらした時期の自分のことを思いだしてしまいました。それにしても、お母さん、あんた、それでいいのか?と思う。
2011/09/30
仮ッ子
自分は一体何者なのか?自分を自分たらしめるヨスガは何だ。胸のバッジやネームタグを仮面がわりに、人はこうであるだろう自分を演じている。平凡な平凡な、大勢の中の一人。名前もなくひっそりと。だけど、触れ合えばきっと規格外。おんなじ人間なんて一人もいない。 深かったです。考えさせられつつ、少年の成長の旅にワクワクさせられました。
2014/04/12
utataneneko
再婚した母が新婚旅行に行っている間、父のもとに預けられたボーが、ラクダを連れた旅回りの生活でさまざまな人に出会う。その中でも特に奇妙な母娘には、行く先々で出会う。娘に会うのを楽しみにするようにするボーだが…。旅、そしてそこで出会う人々を通して一人の少年が成長していく物語。さまざまな団体の集会が毎日そこら中で行われていることとか、ヒッピー文化の影響とか、非常にアメリカらしい小説だったと思う。
2014/05/29
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