一握の砂 悲しき玩具 (岩波少年文庫 540)
一握の砂 悲しき玩具 (岩波少年文庫 540) / 感想・レビュー
たつや
授業で触れた石川啄木は日常生活で思い出すことはないけれど、若くして死んだ啄木の2つの歌集は俳句になれてない私でも読みやすく、なんとなく意味もわかる。哀愁漂う。後半、テロリストが出てきて驚いた。ずいぶん昔の人だと思っていた啄木が使うテロリスト。不思議だ。
2017/01/22
綾
悲しき歌。
2014/05/22
かずら
26歳で病死した石川啄木の、最晩年の歌集。記憶の中の歌と何か違うと思っていたら、現代かな遣いだった。確か教科書で読んだときは旧かなだった。歌はネクラでささやかな、日記のような印象。啄木は本当に日記をつけていたらしい。陰鬱でありながらも、どこか自分を突き放した雰囲気が漂っている。さらっと乾いた言葉遣いが面白かった。
2013/11/08
もりっち
鬱な時に効く精神安定剤的な本として家に置いておきたい一冊。 syrup16gを聴いているときと似たような感覚になれる。
2012/04/21
芹沢 時雨@VTuber
石川啄木は二十六歳と二ヶ月足らずで世を去った。自分は彼とほぼ同じ歳月を生きた事になるが、彼の過酷な生まれと生き方と、自ら破滅を望むかのような自滅的な生活と思考、充実した人生を送る同年代への嫉妬や羨望の想いには、微かな共感と、それと同時に戦慄を覚える。
2011/06/12
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