愛蔵版 クリスマス・キャロル
愛蔵版 クリスマス・キャロル / 感想・レビュー
鴨ミール
今年発売された入江杏さんが編著された「悲しみとともにどう生きるか」のなかで、若松英輔さんという方が講演された原稿にクリスマスキャロルの一節がいくつか紹介されていました。今まで何度も読んでいますが、気にもとめないでいたその文に魅力を感じ、脇明子さん訳で読み直しました。
2020/12/27
テツ
大好きなお話なので愛蔵版を見かけて購入。他人に優しさなど微塵も与えず独り寒々とした世界に生きるスクルージ。クリスマスの夜に訪れた過去、現在、未来の精霊と共に自らの人生を振り返り、その行く末を垣間見て生き方を改める。独りを貫ける強い人間ってきっとそんなにいないんだよな。大抵の人間は他人との交流とそこから生まれる温もりを必要としてしまう。そんなありふれたことに気づかせてくれた聖なる夜の尊さ。他人への優しさと愛は自らも温め慰める。
2017/12/08
杏子
『クリスマス・キャロル』は子どもの頃に読んだだけで、ずーっと読んでなかったが、この時期にまた読めてよかった。話の細部は忘れていたし、何よりこの美しい装丁の本で読めたこと。幸いだった。脇明子さんの訳も読みやすかった。あとがきで、クリスマスについての解説がまたためになった。ふーん、そうだったのかと。毎年、再読できたらよいかも。
2020/12/29
詠月
今からでも、人は変われるのだとスクルージが教えてくれました。皆が幸せだと、気兼ねなく贅沢できますし、皆が不幸だとクリスマスどころじゃありません。クリスマスの精神は常日頃から持ち合わせていることが大事。スクルージはそういう人に生まれかわれて良かったです。新たに変われることが、クリスマスの奇跡ではないかしらと思いました。
2014/05/12
翡翠
毎年の恒例読書
2023/01/02
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