日本近代思想大系 (23)
日本近代思想大系 (23) / 感想・レビュー
kenitirokikuti
市立図書館にて。「Ⅲ 性」の解説(上野千鶴子)。明治8年、米国人アストン著、千葉繁訳『造化機論』が刊行。漢文カタカナ混じりルビなしであり、通俗性科学者ではない。明治11年 『通俗男女自衛論』刊行。これはドイツの本で、ここからオナニー非難が始まる。最初は手淫や独淫と訳され、自涜(selbstbefleckung)となり、自慰と修正される。男女同権な開化セクソロジーは、明治23年の教育勅語発布で途絶える。植木枝盛『男女の同権』は明治21年。
2018/10/14
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