新日本古典文学大系 (74)
新日本古典文学大系 (74) / 感想・レビュー
ゴロチビ
実際に読んでみたのは「日本古典文学大系90假名草子集」の方。三宅香帆さんが伊勢物語のパロディと紹介していた「仁勢物語」をどうしても覗いて見たかったのだ。笑えるかな?と思ったがハードル高かった!面白がるにはまず本家を読まなければ!と訳付き本片手に読み比べる。仁勢物語の方には訳が無く(語呂合わせ的な言葉遊びが主なので訳しても仕方ないのかも)、時代は成立当時の江戸初期に、内容はお下劣庶民的なものに。仮名草子そのものが古典文学のパロディ集らしい。こういうものを作れる当時の文化人の教養とバイタリティ凄いなぁと感嘆!
2022/10/27
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