にっぽん料理大全 (同時代ライブラリー 159)
にっぽん料理大全 (同時代ライブラリー 159) / 感想・レビュー
よだみな
知らない話がいっぱいあった。『中国食物史』予約しました 小松 梅棹忠夫さんと湯川秀掛さんの「人間にとって科学とはなにか」という中公新書の名対談がある。あそこに六十超えたら何でもやらしてくれ、迷惑かけないようにするから、酒もそうだけれども、場合によったら阿片もやらせてくれないかと……。ここまで生きたんだから、人間のスタンダードを全部青年、壮年に合わさなくても、一種の免責年代をつくってくれないかと。 60近くなると、同意したくなる。そして読みたい本がたくさん増えた。
2024/08/06
しんこい
グルメ時代以前に古今東西の料理を語れる人もあまりいなかったろうと思い、個々の話は面白い。対談なので、粒粒の話で終わっていますが、昔は油で揚げる料理はとにかく貴重だったんだな。
2013/03/31
KimuraShinichi
この本は、ひとことでいうと、放談。SF作家の小松左京が同世代で文化人類学者の石毛直道と食い気と蘊蓄についてしゃべりちらかした対談。個々の料理がどんな料理なのかとかどうやって作るのかといった側面についての言及は、ほぼない。歴史と対談当時の日本と世界の食事情についての雑談めいたおしゃべりの記録。おもしろいと思うかどうかは読む人次第だろうけど、なんとなく最後まで読んでしまった。
2012/05/05
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