貧困の精神病理: ペルー社会とマチスタ (同時代ライブラリー 254)
貧困の精神病理: ペルー社会とマチスタ (同時代ライブラリー 254) / 感想・レビュー
刺繍好きの糸ちゃん
すごいと思うのは、言葉から社会構造から町の作りから、、、日本とは違うところだらけのペルーを家族を伴って暮らし、たった1年間で貧困層(下流)、中流下層、中流上層の人々と面接を繰り返し「精神病理」として編み上げてしまう大平センセイ。「ニコマコス」シリーズなど軽い感じのも好きだけど、「本格派の記述」にも唸らさせられる。 貧困環境の中で男はマチスタで妻、子供に暴力をふるい、母は夫の不在に子供を頼り、、、貧しくなったといわれる日本の家庭にこのような構造がもしや増えているのでは?という心配が。。。
2021/12/06
カネコ
○
2009/06/06
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