フォト・ドキュメント 骨の戦世(イクサユ)――65年目の沖縄戦 (岩波ブックレット)
フォト・ドキュメント 骨の戦世(イクサユ)――65年目の沖縄戦 (岩波ブックレット) / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
頭蓋骨から始まる。カラー写真は屍が多い。気が滅入るが、これが沖縄の現実。米軍が返還後も半植民地のような状況で、随分と沖縄の住民には酷い仕打ちをしてきた。ヴェトナム戦争では、沖縄は前線基地と化し、爆撃機が飛び立った(52頁上段)。沖縄の現実を直視できようか。移設ではなく、軍縮が正しい方向性。だが、政府も先送りで、矛盾を押し付けるだけでは好転しないであろう。
2014/03/07
love_child_kyoto
これはすごいドキュメント
2010/12/28
cino
これは必読。
2017/02/12
tecchan
那覇の新都心は戦中、シュガーローフと言われた激戦地だった。沖縄では、再開発や公共工事などで戦死者の遺骨が今でも多数出てくる。戦争の傷跡が住民の日常生活の身近にある。そして,悲しいかな、遺骨収集は民間ボランティアが中心となってこれまで行われてきた。この本は,フォトドキュメントとして,そんな現状をつきつける。現在に生きる人に、なにを問いかけるのか遺骨となった人達。
2022/02/22
感想・レビューをもっと見る