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それでもテレビは終わらない (岩波ブックレット)

それでもテレビは終わらない (岩波ブックレット)

それでもテレビは終わらない (岩波ブックレット)

作家
今野勉
是枝裕和
境 真理子
音 好宏
出版社
岩波書店
発売日
2010-11-10
ISBN
9784002707976
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それでもテレビは終わらない (岩波ブックレット) / 感想・レビュー

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http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/11/post-56fd07.html 今野敏は「七人の刑事」の担当者だったのですね。是枝裕和は、ちょうど「誰も知らない」で有名になった頃の本です。

2022/11/29

nbhd

是枝さんがカッコいいことを言っているのでそのまま書き写す。「メッセージが先にあるわけではない。『思考のプロセス』ですね。いろんなものに出会って、自分がどのように感じ、どう変化していくか、ということが、ものをつくりながらわかるのです。基本的には、何か自分がすでに知っていることを人に伝えたいと思って撮るわけではない。わからないことを、自分が探求していって、最終的にわからなかったという結論になるかもしれないけど、その出会いから最終地点のあいだで、自分がどのようなものに『ふるえ』たのかを、描いている。」

2020/11/24

uD

タイトルから「テレビの必要性・発展性を説いているのか」あるいは「テレビは悪質なものなのに消えない理由について書かれているのか」どちらか楽しみにしながら読みました。 後者の要素はほとんどありませんでしたが、一番強かったのは「テレビのあるべき姿」についてでした。 報道・取材の姿勢や意義などなど… 本気でテレビを良い物にしようと考えている人もいるのですね。 でも残念ながら無料で視聴できる限りそれは不可能なのでは?と… テレビを見ると脳に良い! みたいな内容の本ってないのでしょうか? あったら読んでみたいな。

2018/04/29

DBstars

テレビマンユニオンを設立した村木良彦が亡くなったことに際し、親交の深かったテレビマンらが、50年間のテレビ、村木のテレビ観や、彼の取り組みであった「地方の時代映像祭」について語るもの。インタビューやシンポジウムの様子も収録。音好宏氏の「日本のテレビ放送は市民的目線などの「アマチュア性」を軽んじたのでは」という指摘や、是枝裕和氏の「テレビの刹那性が薄くなった」という彼ならではの視点が興味深い。「地方」を主題にしたドキュメンタリーに光を当てる放送文化があってもよいのでは、と村木の取り組みを知って思う。

2024/03/29

Yonowaaru

「テレビには何が可能か」。日本に来るまで「だって、テレビはテレビじゃん」と、あまりまともに取り合わずに一蹴だったこの質問を、ここまで面白く読めるようになるとは。村木良彦と「地方の時代」映像祭は二年前この中にも書いている音先生の誘いで訪れ、今野さんも見た覚えがあるけれど、ここまでの歴史を今回初めてちゃんと知っていくことで、改めてドキュメンタリー映画のある生活を送りたいと思った。驚くぐらい濃密な80ページ。

2021/09/13

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