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文明の渚 (岩波ブックレット)

文明の渚 (岩波ブックレット)

文明の渚 (岩波ブックレット)

作家
池澤夏樹
出版社
岩波書店
発売日
2013-03-07
ISBN
9784002708645
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文明の渚 (岩波ブックレット) / 感想・レビュー

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百太

いろんな事を知って、自分で判断する事が大事だし、そうしたい。

2017/03/10

壱萬参仟縁

思い出す、と、忘れない。remember(4頁)。3・11を常に念頭に、すべての行動を律していく。それが、あの日苦悶して亡くなった方々の思いを活かす道。今回の国道雪害も帰宅難民もいれば、移動難民でもあった。3・11の教訓から、被災された方がおにぎりを缶詰のドライバーに配布したとラジオで聴いた。ドライバーは、「一生忘れない」と語ったそうだ。どの被災地でも、人と人の支え合い無くして難局を乗り越えられないことがわかる。地震、津波など所与として(10頁)、諦め、やり過ごす、という方法にも学ぶべき教訓が含まれる。

2014/02/20

魔魔男爵

叔母が仙台に住んでいたので、3.11後ボランティアの物資運転手として被災地に入った池澤のルポと講演。原発は危険なので歴史の転回点の文明の渚まで退却しようという本。池澤は私の言うことを鵜呑みにせず自分で調べて考えて欲しいと語っているのが流石。池澤自身が無神経なジャーナリストに寄与して、被災者に怒鳴られた汚点も正直にルポしております。縁が無ければ被災者の支援はする必要は無い。しかし、興味を持って自分から動いて欲しいという池澤のお仕着せがましくない言説が爽やかな良書。

2017/04/23

Sakie

東日本大震災について、原発について。講演を書き起こしたもので、とてもよみやすい。『閉じた社会は必ず腐る』。『後になって、あの時が曲がり角だったねと言えればいい』。『騙された責任』。岩波ブックレットシリーズは、なにかについて考えるきっかけにはとても良い。しっかり考えるには物足りないくらいの情報量であるので、あとは自分で調べなければ。

2014/04/27

森閑書庫

「考え方」を提起するものというよりは、「脱原発な生き方論」に偏っている。/即時全廃炉派(私は彼らを過激派だと思ってしまう)ではなく、段階的脱原発派の本。最早一つの思想の流れとなった脱原発派が訴える、高エネルギー社会に対する根底的な疑問が非常によく分かる。

2013/03/21

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