いま、憲法の魂を選びとる (岩波ブックレット)
いま、憲法の魂を選びとる (岩波ブックレット) / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
三木睦子氏によると、安倍晋三の祖父、安倍寛氏は戦争も知らない、平和な時代をつくってくださったと指摘されている(6頁)。つゆ知らず。また、大江健三郎氏は、この国は民主主義の国かと疑義を呈する(11頁)。憲法9条を守り抜く意志をあらゆる国に示すことが、将来日本の民主主義を生き延びさせるために、最重要と信じる(19頁~)。御意。澤地久枝氏は、何が集団的自衛権ですか、と批判する(37頁)。
2016/01/09
ちぇけら
大江健三郎の章だけ。声をあげ続けることしか、できることってないのかな?民主主義国家としてあるわりに、どうやって声をあげればよいのか、どんな声をあげればよいのか、というより、声をあげるという心を持つに至らない人が多い。おいおい民主主義、大丈夫かい?これからを生きていく者として、なんとかしたいけど、なんともできない気持ちに包まれる。やはり、声をあげ続けるしかないのだ。
2017/07/23
びすけっと
2013年4月刊。前半は2012年9月の九条の会「三木睦子さんの志を受けついで」講演会より。まだまだ知られていない九条の会。本書の冒頭、三木睦子さんの2007年6月の九条の会学習講演挨拶が載っているのですが、まさしく現在を言い当てています。安倍首相の母系祖父のことは語られるのに、父系祖父の方は語られない。戦争を知る保守系の人々も現在の動きには異を唱える方が多い。もしかしたら阿部寛(首相祖父)もそのひとりかも。
2014/08/05
シンドバッド
砂川事件最高裁関連の米国資料、NHK世論調査、どれも私にとって衝撃的であった。このサイトでどこまでの発言が許されるかはわからないが、日本の危機的状況を一人でも多くの人に意識していただきたい。冒頭の故三木睦子さんのメッセージ、そしてこの小さな冊子に届いている、故加藤周一さん、故小田実さん、故井上ひさしさんの悲痛な声に耳を傾けた。
2013/04/09
simi
発禁にならねばよいが。
2013/04/06
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