再生可能エネルギーがひらく未来 (岩波ブックレット)
再生可能エネルギーがひらく未来 (岩波ブックレット) / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
ロビンス先生は「石油を使わない超軽量自動車」を説明される(17頁~)。移動用燃料全体の75%は自動車の動力源。エネルギーの3分の2は車重量に由来。軽自動車は0.7トンぐらいだから、ガソリン税免税をお願いしたい。軽くすれば安くなる。なのに、軽増税はないでしょうね。エコに課税強化は逆行。Reinventing Fire.comも参照してみたい(37頁)。佐和隆光名誉教授は、原発は全体安全なんてあり得ないことを肝に銘じておきたいと指摘される(48頁)。完全に、という副詞も禁物か。人間の安全保障を確保する茨の道。
2013/11/10
ゆうろ
70ページ程度の薄い本だが内容は濃い。2011年から、再生可能エネルギーのパーセンテージは伸びてはきているが、ドイツなどと比べるとまだまだ。2016年の電力自由化と、2020年の送電分離で、一気に進むのかどうか。また、ソフトウェア屋にもできることは多そうだと感じる一冊でした。
2015/10/04
ニック肉食
非常に薄い一冊なのだけど、内容は結構濃い。地域分散型電力供給というのは面白いと思った。
2015/07/21
仮定体
エイモリー・ロビンス氏の「新しい火の創造」。知恵というものはこのように使うものだ。さて、省エネが進んでエネルギー産業の商業規模が小さくなったらそれを「デフレ」とでも呼んで、「無駄遣い」を増やそうとする輩がまたぞろでてくるんだろうな。
2013/12/29
タマちゃん
わずか70ページほどの薄いブックレットだが、脱原発~再生可能エネルギーへの転換に向けた、さまざまな示唆に富んだ提言がぎっしり詰まっている。報道されているさまざまな電力をどうするかについて、たくさんのヒントが。ピーク需要のカット、住宅の断熱、自動車の軽量化。意外なところに電力の需要を抑える問題があることが知れる。制圧的な枠組みがないとイノベーションは自動的には起こらない、ドイツでは産業界の心配事は実際には起こらなかった、というのが印象に残った。
2014/10/13
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