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芭蕉俳句集 (岩波文庫 黄 206-3)

芭蕉俳句集 (岩波文庫 黄 206-3)

芭蕉俳句集 (岩波文庫 黄 206-3)

作家
松尾芭蕉
中村俊定
出版社
岩波書店
発売日
1970-03-01
ISBN
9784003020630
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芭蕉俳句集 (岩波文庫 黄 206-3) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

芭蕉句は直観力に優れている。その典型が、例えば芭蕉が開拓した新たなオノマトペに見られると思う。「むめがゝにのつと日の出る山路かな」の「のっと」、あるいは「ほろほろと山吹ちるか瀧の音」の「ほろほろ」などがそうだ。私見ではオノマトペは芭蕉と宮沢賢治に極まるかと。その一方で、推敲に推敲を重ねた句もある。よく知られた『細道』中の句「閑さや岩にしみ入る蝉の聲」がそうだ。初句形は「さびしさや岩にしみ込む蝉のこゑ」、そして第2稿が「山寺や石にしみつく蝉の聲」である。俳諧は主体感情の表出を嫌い、客体においてものの本質を⇒

2018/03/30

NAO

【第3回 江戸時代を知る「テーマ:俳諧(江戸前期)と松尾芭蕉」】19歳から亡くなるまでの、芭蕉の生涯の発句をあつめた句集。載せられている出典によって語句に異同がある句が並べられているのが興味深く、有名な句でも語句を変えては推敲したのであろう芭蕉のこだわりが見えるようだった。

2018/03/21

燃えつきた棒

高校の頃、ポール・サイモンの詩と芭蕉の句の親近性に、一時囚われた。先日、久しぶりにサイモン&ガーファンクル全集のCDを買い求め、ポールの詩をまとめて読んだので、少し足を延ばして芭蕉も読んでみた。 当時、僕の頭の中にあったのは、『野ざらしを心に風のしむ身哉』と「冬の散歩道」辺りだったと思う。だが、この二つは、後者の演奏された曲が湛える異様な緊張感こそ似ているものの、歌詞を比較しても親近性は感じられない。 元より単なる思いつきなので、確かな根拠などあろうはずもないが、暇にまかせてもう少しその辺を掘ってみたい。

2019/07/10

とりぞう

「俳句は芭蕉でしょ!」と思ってる。ただ、芭蕉の句をきちんと理解してるわけではない。加えて芭蕉以外の俳句の勉強も足りない。でも芭蕉は面白い(^^)。

2023/02/06

じめる

「塚も動け」の句が心に迫ってくる時期だった。

2014/09/09

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