青年 (岩波文庫 緑 5-4)
青年 (岩波文庫 緑 5-4) / 感想・レビュー
ひろゆき
田舎から上京した文学志望の青年が筆をとるまでの二ヶ月の体験。作家たちとの邂逅、論議を通じての文学観の変転が一つの柱で、もう一つは女性との交際、ふれ合いが柱。その二つが合わさって、青年は祖母から聞いた伝説を書こうと決意する。美男の設定で、うらやましくも、またたくまに未亡人と関係を持ち苦悩、最後は幻滅に至るのが筋らし部分で、ほかは芸術論と脇役に登場するの女性達の観察描写が続くが、さすが鴎外、退屈しません
2012/09/19
shishi
[A-]
2009/08/21
agri
上京した文学青年の志の変遷
2009/06/12
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