KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

歌よみに与ふる書 (岩波文庫 緑 13-6)

歌よみに与ふる書 (岩波文庫 緑 13-6)

歌よみに与ふる書 (岩波文庫 緑 13-6)

作家
正岡子規
出版社
岩波書店
発売日
1983-03-16
ISBN
9784003101360
amazonで購入する

歌よみに与ふる書 (岩波文庫 緑 13-6) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ヨーイチ

空文庫にて。「坂の上の雲」は読了日不明だが二回位は読んでいるはず。読書メーター参加前に読了作品を登録したはずが司馬作品中「坂の上の雲」と「龍馬がゆく」が登録漏れであることが判明。この二作が抜けているのは、些か赤面である。二十年位前だから未読でも仕方ないって気もするが。今、NHK・「坂の上の雲」を視聴途中で、俳優の熱演にほだされて本書を思い出した。青空文庫を漁ると難なくヒット。劇中に新聞連載のカットがあったので、読み易そうな気がしていたが、そうだった。変革者の熱意が溢れる文章と構成が面白い。続く

2024/09/15

kaizen@名古屋de朝活読書会

歌よみに与ふる書 「仰の如く近来和歌は一向に振ひ不申候。」 再び歌よみに与ふる書 「貫之は下手な歌よみにて「古今集」はくだらぬ集に有之候。」 三たび歌よみに与ふる書 「前略。歌よみの如く馬鹿な、のんきなものは、またと無之候。」 最初の一文だけ読んでいっても、抱腹絶倒。 解説を土屋文明が書いている。とても勉強になります。 関連文献を拝読したら、また読みます。今昔秀歌百撰http://researchmap.jp/jo98dmxoy-1787586/#_1787586にも正岡子規の詩と解説あります。

2013/04/21

nao1

私が今まで読んだ著者のうち、悪口が上手なのは、内田百けんと、正岡子規^^正岡子規は韻文に精通しているだけあって、悪口のリズムが抜群です。百人一首にある「・・・初霜の置きまどはせる白菊の花」には「初霜が置いた位で白菊が見えなくなる気遣無之候。趣向嘘なれば趣も糸瓜も有之不申」とバッサリ(笑)。深い見識と愛がある悪口は読んでいて気持ちがよい。「古今集」がくだらぬと言われるとそんなにくだらないなら読んでみたいと思ったほど。「坂の上の雲」とあわせて読むと、子規が仲間を集めて歌論をかわしている姿が浮かぶようです。

2016/01/18

双海(ふたみ)

腹が立って途中で放り出した本。

2014/07/04

花乃雪音

歌よみへの指南書と思っていたら歌よみの常識に対する批判が主だった。歌よみにとっては常識であろう知識が不足している我が身には文中からその常識を読み取るしかなかった。歌人(本書でいう歌よみと思われる)の中には短歌が世界一優れた歌であると標榜する者がいるが俳句、漢詩、西洋の詩などに詳しくないのになぜ比較することができるのかという疑問というか皮肉が述べられている、これには高い汎用性を感じた。一方、数年前まで崇拝していた『古今集』および紀貫之を今そうではなくなったからとこき下ろすのはいただけなかった。

2022/02/06

感想・レビューをもっと見る