暗夜行路 (前篇) (岩波文庫 緑 46-4)
暗夜行路 (前篇) (岩波文庫 緑 46-4) / 感想・レビュー
遥かなる想い
日本の古典的名作を無性に読みたくなり、 読了。読んでいてひどく懐かしく感じるのは なぜなのだろうか。時任謙作の心情はかつての 日本人が持つ道徳的な意識に支えられたもので 現代人には喪われた感覚である、 からなのだろうか。祖父と母の過ちから生まれ 悩み成長していく様は 昔の日本の風情があって 気持ちよい。現代人にはおそらく退屈な展開も 確かにそんな時代があったのだろう、ことを 実感させる本だった。
2016/03/24
michel
レビューは後篇にまとめます。
2019/01/12
鱒子
図書館本。「小説の神様、志賀直哉」と聞くだけで、純文学の王道という堅そうなイメージを持ってしまい、今まで避けていました。正直な感想としては、あれ?意外と読みやすい。一文が短くてスッキリしています。持って回った言い回しなどない簡潔な文章。内容は女性関係や出生に苦悩する若者の話。エッセイっぽい匂いがかなりするのですが…邪推かなぁ。後編へ続く。
2015/12/20
シェリー
主人公の時任謙作は、月9に出てくる高等遊民なのかな?小説家だがふらふら出歩いたり旅に出たり、出会う女性にことごとく魅かれていく。出生の秘密を知らされた時は苦悩もあったが、恋を断ち切る事は割とあっさり・・・している気がする。今後の展開を楽しみに下巻へ。
2015/02/23
キョートマン
恋愛コンプレックスを拗らせすぎじゃない?
2020/11/22
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