緑色の太陽: 芸術論集 (岩波文庫 緑 47-2)
緑色の太陽: 芸術論集 (岩波文庫 緑 47-2) / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
図書館へ行って乏しい原書を大学ノートにびっしり筆写して来て勉強していた時代(28頁)。現代のコピー技術からすると隔世の感がある。岩村透教授は思い出した。私(著者)は一生涯弟子をつくるまいと決心された(42頁)。現代では、鈴木孝夫先生がそういうタイプの研究者であったのを想起した。後継者づくりは難しい。木彫で、蝉を創ったという(71頁写真)。現代のチェーンソーアーティスト城所啓二先生なら、大きい蝉を創ってくれそうだと思った。彫刻10個条(102頁~)。立体感、構造、姿勢、肉合、まるごと、偶然を捨てる、効果。→
2014/02/09
Auristela
地方色云々のくだりは時代を感じるし、なんだか古い紙を臭ってるような感覚に陥るけど高村光太郎が緑色の太陽というとき、確かに目の前に艶めかしい情景が浮かぶ。これは何とかしてかきとりたいかも。
2017/06/12
感想・レビューをもっと見る