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春夫詩抄 (岩波文庫 緑 71-2)

春夫詩抄 (岩波文庫 緑 71-2)

春夫詩抄 (岩波文庫 緑 71-2)

作家
佐藤春夫
出版社
岩波書店
発売日
1963-08-16
ISBN
9784003107126
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春夫詩抄 (岩波文庫 緑 71-2) / 感想・レビュー

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双海(ふたみ)

出張の電車の中で、眠る前の蒲団の中で・・・のんびり再読。佐藤春夫は「殉情詩集」がもっとも好きで、復刻版を飽きもせず眺めています。口語自由詩にはない、定型と雅語の美しさ。現代人が忘却しつつある美しさ。愛読せずにはいられないな。

2016/10/01

双海(ふたみ)

私が第一に尊敬する詩人です。いきている文語。彼の詩を読んでいると俳句や歌がうまれます。メモメモ・・・。

2014/08/23

パフちゃん@かのん変更

1974.2.10兼六書房

マッピー

詩はあまり読まないので、彼の作品としては「秋刀魚の歌」くらいしか知らず、どちらかというと谷崎潤一郎夫妻との三角関係で名前を知っている程度。 ところが、彼は歌も詠むし、漢詩も西洋の詩も訳しているのである。 詩情を汲んで、その詩の世界を壊さずに日本語に直すっていうのは、並大抵ではないと思う。 “風花日將老  しづ心なく散る花に” 漢詩を訳すに、しづ心なんて和語、そうそう出てこないと思う。 もし漢詩の専門家が訳したら、まず出てこない。 和語の選択センスが素敵と思った。

2017/04/29

ダイキ

「きよく/かがやかに/たかく/ただひとり/なんぢ/星のごとく」 巻頭に置かれているこの「夕づつを見て」という詩を、保田與重郎が晩年に発表した「文学の信実」という、戦前の『佐藤春夫』の補完的な一篇の中で、『古語拾遺』中の岩戸開きに於ける「あはれ あなおもしろ あなたのし あなさやけ をけ」という歌との貫道を賛嘆していて、この詩はその歌と、その歌の註釈とを慮りながら読まねばならないと記していたのが印象的でした。唯、保田は「なんぢ」という一句には人為を感じ、あはれの歌の様な純粋な「あそび」が失われているとも。

2016/05/04

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