ゲーテ詩集 1 (岩波文庫 赤 406-4)
ゲーテ詩集 1 (岩波文庫 赤 406-4) / 感想・レビュー
ダイキ
「心の詩的な状況は、地の底から空のひろがりに向つて水の湧き出る泉に似てゐる。意識の下の、自分にも定かでないところから、リズムをもつて心情の言葉が湧き、それがひとたび意識の世界に来ると、「詩人の意識」は、この言葉をできるだけ的確な表現にまで打ち鍛へずにはゐられない。詩的な言葉がおのづから取る方向は、最も個性的な体験の場所に生れた力が、言語の結晶となることによつて永遠の世界をめざして行く方向である。」〈ゲーテの詩について/片山敏彦〉
2016/09/30
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