新生 (岩波文庫 赤701-4)
新生 (岩波文庫 赤701-4) / 感想・レビュー
無能なガラス屋
行きぬベアトリーチェは高き御空に、諸の天使のやすらふ御國に。かくてかれらと共にありて汝等女達を残しぬ。彼女を世より奪へるものは、他人をうばふ冷熱の狀にはあらで、ただそのすぐるゝ徳なりき。即ち彼女の柔和の光、永遠の主をかゝる福を召さんとのいみじき願ひを起し給ひて、彼女を下界より御許に到らしめたるなりき。なやましき世にあることのかゝる貴人に相適しからぬを主見給ひたればなり。-p99
2020/09/23
GP-02
ダンテの幼少時代から青年時代までの話。ダンテ9才の時に出会った同い年のベアトリーチェへの初恋から失恋と、青年時代の若くしての彼女との死別。悲しみながらもそこから立ち直っていくダンテ。神曲の前の話だと思われる。
2010/11/22
kokekko
ダンテ「心は空に」という詩が掲載されているかと思って古本をさぐったが、見当たらない。探し方が悪かったのか、それともこの本には掲載されていないのか……。図書館で新しく翻訳された『新生』も借りてみる。
2020/07/25
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