西洋哲学史 下 (岩波文庫 青 636-2)
西洋哲学史 下 (岩波文庫 青 636-2) / 感想・レビュー
みみ
デカルト、スピノザから、実在論と観念論の系譜を経てカントで、ヘーゲルでおしまい。他の初心者向け哲学本とかでは飛ばされがちなフィヒテとシェリングが詳しいのもポイント。さらにカントとヘーゲルの前にはそれぞれ「移り行き」ということで概略が示してあるという親切設計。ただそれでもムズいものはムズい。面白かったのは確かだけども。特にカント以後から段違いに難しくなる。一因は専門用語が増えることだと思う。だからメモを取りつつ少しずつ読んだ。
2020/01/29
みみ
2回目。文章に慣れてきて何となく「こういうことかな」とイメージがつかめてはきたが、哲学者によってはまだ釈然としないと同時に「よくもまあ、こんなブッ飛んだものの見方ができるな」とも思う人もいる。特にスピノザ、ライプニッツ、フィヒテあたり。
2020/04/10
歩月るな
ヘーゲル派のシュヴェーグラー(1819−57)による哲学史の後半。デカルトからスピノザ、ホッブス、ロック、ヒューム、ヴォルテールら、カント、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルまで。 当然19世紀の後半以降は彼の目に移ることはなかったのだけれど、まあ明治〜あたりの文学にちょいとさしはさまれるあれやこれやの根っこの部分にある色々の考え方がこんなところから芽吹いたんだろうとかいう参考のために。もちろん全然解らないし、当時もわかった気になっているだけの可能性だってあるのだから、まあ難しかったなぁという感じに落着する。
2020/06/21
Ex libris 毒餃子
フィヒテ、シェリング、ヘーゲルの内容が濃いのは致し方ない。それを目的として読んでも良い。
2020/09/19
itosan04
かなり古い刊行だけど全く古びない、どこか新しささえするのが古典のいいところだと思う。シュヴェーグラー西洋哲学史の下巻は、デカルトからロックヒュームを経てカントそしてヘーゲルまで。このまま教科書でもおかしくないほど整理された記述で読みやすい。扱われてる一人一人は思想の巨人ばかりだから読書しがいもあるし何か読んで儲かった気になった。
2016/04/26
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