コレラの感染様式について (岩波文庫 青950-1)
コレラの感染様式について (岩波文庫 青950-1) / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
公衆衛生の基礎を築いたジョン・スノウ。地域ごとの感染者数、感染者が感染が発覚するまでどんな事をしていたか、その共通項など、膨大なデータを基にコレラの感染拡大の原因(排泄物などで汚染された水を触れたりなどすることで経口摂取すること)を帰納的に突き止めていく。そして彼の集めたデータの特出すべき所には反証となるものも含まれて分析されている事、水道会社にも阿らずに平等にデータを収集し、分析を続けた事だ。この反証や平等性のあるデータがなければ、原因判明後の更に先を行く効果的な対策法は編み出されなかったかもしれない。
2022/04/13
Ex libris 毒餃子
消化器感染症予防法の書。昨今は呼吸器感染症が流行ってますが、清潔習慣がいかに大切かまざまざとわかります。粗末な上下水道からコレラが広まっていくのを追跡し、原因を突き止めていく。我が県は水道民営化したが、コレラや赤痢が流行らないことを祈る(水道料金が払えなくて井戸水や川の水を飲んで消化器疾患にかかる外国の諸例あり)。
2022/05/09
DK-2084
★★★☆☆
2024/11/08
石ころ
これが200年も前のものなのか。驚き。今でも学ぶべきことが多い。
2024/03/14
外
コロナ時代に、感染症対策の原点に立ち戻るために良い本。結局のところ正しい情報をたよりに、行動していくしかないのである
2023/01/17
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