日本の政治風土 (岩波新書)
日本の政治風土 (岩波新書) / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
1968年初出。いまこそ市民としての意識を高め、一人一人が日常的に政治参加の機会をつかまねばならぬことを強調(表紙見返し)。演説で集票できず、ジバン、カンバン、カバンはあっても上塗りするのは接触(5頁)。国民の味方であるはずの地方議員が、市民の法律解釈より、自治省の法解釈を優先。これでは住民の権利が保障されるはずなし(27頁)。私の選挙区から出た議員どもは、全く不愉快千万。創価学会によって日本社会はサブ・カルチャーの存在を経験(68頁)。自公与党には嫌気がさしたが。日本社会はタテ割り。
2016/03/22
marukuso
政党政治に収まりきならい市民の感情は今も昔も変わっていないようだ。だからこそデモや署名活動などの市民運動がカウンターとして必要である。日本人特有の「なるの論理」と「するの論理」は興味深かった。
2017/08/22
サイレント=オタク
帯に書いてあるように、60年代の本ながら未だに膝を打つような視点があった。感じとしては、政党政治に対しての市民運動、みたいな感覚も受けたが、政党政治を全肯定してそれに乗っかったように今の日本を見るならば、篠原の市民運動へのプラス評価は参照されるべきだろう。
2016/09/20
すぎぼ
政治を味わう素養が自分の中にはないなぁと改めて思いました。
2015/11/27
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