知の旅への誘い (岩波新書)
知の旅への誘い (岩波新書) / 感想・レビュー
KAZOO
かなり昔読んだ(35年前)本の再読です。時たまこのような本を読むと知的意識が覚醒されて、少し難しい本などに挑戦しようという気がわいてきます。前半の林さんのは純粋に知的好奇心を満足させるもの、後半の山口さんのは実際に旅に出ての様々な感想や読書体験などで自分も少し動かねばという気もするのですが。
2016/05/22
ehirano1
前半部は読み応えあって楽しいです。一方、後半部は「道化」が大変興味深かったのですが、他は著者の「日記」と化してしまっていてwww。
2021/06/16
misui
のびやかで冒険的な知の営みを「旅」に重ねて探る試み。前半を哲学の中村雄二郎が、後半を文化人類学の山口昌男が担当している。硬直した知を退け、中心と周縁の往還運動を通して知をブリコラージュし、「魂の暗黒をたずねる」。それは迷宮をさまよう旅であり、自らの位置を変えることで事物を相対的に眺める方法でもある。後半、トリックスターの運動そのままの山口氏の道行きにドキドキさせられた。
2011/09/07
qwel21
哲学の中村雄二郎さん、文化人類学の山口昌男さん。2人の知の巨人による一冊。それは知→非知へと向かう終わりなき旅。自分も出かけてみたくなりました。
2010/05/12
スズツキ
岩波新書黄版の二大スター共演。題名の「旅」というのは学問としての知の旅かと思ったら、物理的な意味での旅を含めたダブルミーニングだった。特に第二部では世界各地の書店や大物作家たちがぞろぞろ出演しているので、その辺りが好きな方にはオススメ。
2016/05/04
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