在日外国人: 法の壁、心の溝 (岩波新書 新赤版 171)
在日外国人: 法の壁、心の溝 (岩波新書 新赤版 171) / 感想・レビュー
isao_key
在日外国人たちがこれまでどのように日本社会の中で位置づけられて来たかを知るためには、よくまとまった一冊。読了本は1991年の旧版なので、すでに22年経った現在では当時に比べ法整備も進んで、だいぶ状況もが変わったように思う。だが昨今のヘイトスピーチに見られるように外国人差別や人権を無視した排他的な運動を見ると国際協調が叫ばれている中、一部の人々の意識は当時よりむしろ逆行しているかのようだ。在日朝鮮人の問題を考える場合も歴史を知った上で理性と寛容を持った精神で対応したい。国として人間としての豊かさが問われる。
2013/11/25
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