戦後文学を問う: その体験と理念 (岩波新書 新赤版 371)
戦後文学を問う: その体験と理念 (岩波新書 新赤版 371) / 感想・レビュー
佐島楓
文学とは非常に混沌としたものであるということを、改めて気づかされた。また、本作で紹介されている作品を読もうと思うと、ほとんどの場合図書館に行かないといけない。ゆえに文学の生存ということにも思いが至る。
2017/06/07
fseigojp
戦後文学の良質な参考書だった 基調は反米だった
2019/02/15
オオタコウイチロウ
ベトナム戦争までと、終章だけだが、どうにも密度低い。どうしようか。
2021/06/11
トリスタン
いまさら戦後文学でもと思いつつ読んだが、それでも記述はよくまとまっていて、頭のなかがすっきりした感じ。村上龍と村上春樹の登場で「戦後文学」は終わるというのが定説らしいが、納得できるような、ちと不満なような。戦後文学以後、もう25年。「戦後以後文学」の時期をまとめた本はないのか。
2020/05/07
にゃん吉
終戦後発表の小説について、いくつかのキーワードに沿って書評等がされていて、面白く読めました。普段あまり小説を読んでいないので、ブックガイド的な意味でもよかったです。最終章で、「戦後」や「戦後文学」の定義とか、「戦後文学」が終わっているのか否かという話がありますが、少し駆け足、曖昧というカンジも。しかし、この辺りに拘ると、別の本になりそうだし、講学的な話だとキツイかもなどと思い、本全体としては、これでよしというところかと。そもそも、「戦後」とか「戦後文学」ってなんだろうという興味も少しわきました。
感想・レビューをもっと見る