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書き下ろし歌謡曲 (岩波新書 新赤版 520)

書き下ろし歌謡曲 (岩波新書 新赤版 520)

書き下ろし歌謡曲 (岩波新書 新赤版 520)

作家
阿久悠
出版社
岩波書店
発売日
1997-08-20
ISBN
9784004305200
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書き下ろし歌謡曲 (岩波新書 新赤版 520) / 感想・レビュー

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KAZOO

私は音楽はクラシックも歌謡曲も大好きです。とくに阿久さんと中西礼さんは作詞家として大好きです。この本では阿久さんが作詞をした作品がずらりと並んでいて非常に楽しめます。やはり宣伝会社でコピーライターをしただけあって素晴らしいと感じました。歌で聞くのとこのような本で読むのとは味わいが異なる気がします。中島みゆきさんの作品もそのような感じです。

2018/06/07

keroppi

ずいぶん前に図書館のリサイクルコーナーで見つけてもらってきていた本。阿久悠が100編の歌謡曲の詩をほぼ一カ月で書きおろしたという。もちろん曲にはなっていない。阿久悠の歌謡曲への思いも綴られている。歌謡曲がなくなったのはいつだろうか。昭和と共に消え去っていったのだろうか。男と女の関係を様々な角度で描いていたのが歌謡曲か。思いを伝えられなかったり、心が読めなかったり、そのもどかしさや、愛するという心の昂りを歌い込んでいたように思う。この本を読みながら今は無き歌謡曲に想いを馳せた。

2024/02/03

TakaUP48

「僕の歌謡曲論」が面白い!歌謡曲とはリアクションの芸術だ。送り手が、意欲的情熱的であってもリアクションがなければ何の価値もない。毎日、跳ね返ってくることを祈りながらボールを投げる。いくつか跳ね返ってくると、作詞家の充実感を得る。跳ね返えしてくる壁とは?!その壁は、時代の飢餓感だ。金を出せば何でも手に入るようになり、時代の飢餓感が見えにくい!歌とは「時代の中で変装している心を探す作業」。作詞者の意図と、受け手側の思い入れと真逆の時もある。1年前のものが一番古く、30,40年前のものは新鮮。頷くこと、しきり。

2024/05/02

MASA123

蔵書検索で見つけた図書館の書庫保管の岩波新書。書庫保管が長いのか1997年の発行だけど、新品同様。 書き下ろし(かきおろし)とは、小説などが新聞や雑誌などへの掲載を経ずに直接本として出版されること、またはそのような作品自体を指す。 本書は、注文をうけていない作詞を100編あつめたもの、どれも曲がついていないので音源として発売されていない。 文芸作家の書き下ろし本は、発売されているので、書き下ろしの意味がすこし違う。売ることを考えないで自由に作詞した歌詞なのだ。

2022/09/18

岩波新書(新赤版)520 1997年8月20日第1刷発行 著者、阿久悠 発行者、大塚信一 発行所、株式会社岩波書店 印刷・製本、法令印刷 カバー、半七印刷 本名、深田公之

2018/01/16

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