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一億三千万人のための 小説教室 (岩波新書 新赤版 786)

一億三千万人のための 小説教室 (岩波新書 新赤版 786)

一億三千万人のための 小説教室 (岩波新書 新赤版 786)

作家
高橋源一郎
出版社
岩波書店
発売日
2002-06-20
ISBN
9784004307860
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一億三千万人のための 小説教室 (岩波新書 新赤版 786) / 感想・レビュー

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mint☆

「小説の書き方」のような本を読んで小説家になった人はいないそう。「競馬必勝法」の本を読んでも必ず勝てるわけではないように。この本は小説の書き方の具体的なテキストではない。小説を書くにあたってのヒントや心構えみたいな感じ?ちょっと違うか。小説を書こうと思って読み始めた訳ではありませんが、いつもと違った視点で物事を見ることができるかもしれません。自分は頭が固いなぁと感じました。小説はつかまえるもの!なんだか不思議な本でした。

2020/02/24

アナーキー靴下

自分は本が好きなのだろうか、ちゃんと読めているだろうか、小説とは何だろうか、と悩む矢先、お気に入りの方が本書を読んでおられ興味を持った。タイトルに偽りなし、エジソン名言の1%のひらめきなければ無意味を彷彿とする流れかつ、ひらめきと努力どちらもフォローしてくれる誠実な教室だ。読むうち、小説ってなんて面白いんだ!と思えて、つまらない悩みに囚われていた自分が恥ずかしくなった。なる気もないのに「小説家になるためのブックガイド」で紹介された本まで読みたくなる。著者の文章を真似たら更に小説好きになれるのかもしれない?

2023/06/01

ハイカラ

小説の書き方教室ではなく、小説の楽しみ方愛し方教室といった感じだった。高橋先生の小説愛がほとばしっていて、読んでいると何だかじっとしていられなくなる。これからゆっくり小説と親交を深めたいと思います。

2016/05/03

うわじまお

たまに小説を書いてみたいと思うことがあるので読んでみた。小説をあたかも赤ちゃんのように面白がって遊ぶことが訓練になる。確かに。など、はっと気付かされる点も多々あったが、書くためのノウハウはほとんどない。もう少し理解を深めるために再読が必要かもしれぬ。というわけで、書き始めるのは当分先か^^;

2021/02/10

Nobu A

高橋源一郎著書初読。02年刊行。「小説を書きたい」と言うより「より深く読める」ヒントがあるのではと手に取った本書。「少し長いまえがき」「ぐっと短いあとがき」と趣向を凝らし、小説書きをボール遊びに喩え、指南している点は独自性を感じる。しかし、禅問答と言うか言葉遊びに映り、肩透かし感は拭えない。定義付けが難しい「小説」を敢えてするのが物書きの仕事では。「東京の昔」しか読んだことないが、衒学的な吉田健一を真似ている時点で興醒め。全般に消化しづらい本書だが、評価は数週間後に内容が記憶に残っているかどうかだと思う。

2024/03/22

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