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本は、これから (岩波新書)

本は、これから (岩波新書)

本は、これから (岩波新書)

作家
池澤夏樹
出版社
岩波書店
発売日
2010-11-20
ISBN
9784004312802
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本は、これから (岩波新書) / 感想・レビュー

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KAZOO

題名にある通り、これから本の存在はどうなっていくのかあるいは読書はどのようなことになっていくのか、本にまつわることを本について一家言を持つ識者が小論を書いていて、それを池澤さんが編纂したものです。長田弘さんの「本を読む。ゆっくり読む。」というようなものにあこがれてしまうのですがまだその境地に至ってはいません。福原義春さんの「紙の本に囲まれて」というような感じにも憧れます。

2015/12/04

mitei

電子書籍がいよいよ始まるというときに時の読書家?が自分の本との付き合いを振り返ってみたような内容だった。これからも紙の本は滅ぶことはないとの結論が多かった。自分もどんどん紙の本で読書をしていきたい。

2011/05/04

kaizen@名古屋de朝活読書会

編者が名前を出した本。星と風のバグダット。聖書。シェイクスピア全集。グレートギャッツビー。艶婦伝。弘法大師和讃。 電子書籍を改良する側の人間として読んだ。上野千鶴子が「伝統工芸品」として本が残るという。本の値段が高くなければ伝統工芸品でも可。電子書籍は便利にならないと本を凌駕しない。便利にする方法は特許になっているかもしれない。 焦点がぼけている意見があるように感じた。電子書籍が本に取って代わるのは、レコードがCDに変わるよりも遥かに難しいかも。岩波新書百一覧掲載http://bit.ly/10CJ7MZ

2013/03/22

ユウユウ

本が積み重なることに喜びを覚える本好きがいる限り、紙の本はなくならない。たしか成毛さんが書かれていたと思います。まったく同感です。そして本が紙の本として築き上げてきた世界のことを思うと、電子版の儚さは恐ろしくさえ思うのです。今までに消えてきたデジタルの記録メディアの数々(フロッピーとかMOってわかる方いますか?)を思えば、紙の媒体に勝るものは無いと思う。そして今日も私は積ん読するのです。

2019/04/11

雲をみるひと

印刷物としての本のこれからについて多種多様な作者が綴ったオムニバス形式のエッセイ。電子媒体に肯定的な意見も中にはあるが概ね否定的なのは、寄稿者に物書きが多いことからある程度想定通りか。現在でも電子媒体が紙媒体に対してそこまで優位とは言えない状況を考えれば多くの作者の考える通りの未来になっているのではと思う。

2022/07/29

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